本日は東京マラソンが実施されました。全てのスポーツイベント中止はやり過ぎと考えてますので、まずは実施できたことが良かったと思います。一般参加者の中止は賢明な判断だと思います。

レースですが、2時間3分台を狙うペースメーカーの設定でしたので、最初から先頭集団につけた日本人選手は大迫傑選手と井上大仁選手のみでした。二人は日本記録保持者と2時間6分台の待ちタイムの選手です。設楽選手が自重したのはMGCの反省からでしょうか。

結果的には最後まで無理して着いていった井上選手はオーバーペースで最後まで持ちませんでした。それに対して大迫選手は25km付近で無理に先頭のパースアップについて行かずに、自重したのは冷静な判断でした。ここが勝負の分かれ目で、35kmに向けて、大迫選手がピッチを上げて、日本記録更新ペースを維持したまま4位でゴールしたのは素晴らしいレースマネジメントだったと思います。

優勝したレゲセ選手の2時間4分15秒からは1分以上開きましたが、2時間5分29秒でゴールしたのは、レースマネジメント含めて最高の結果だったと思います。素晴らしいことですね。

対して井上選手はとにかく世界のペースに着いていったところはチャレンジとしては評価されますが、今回はオリンピック代表を目指すレースです。チャレンジしてダメなら途中棄権でも良いレースとは意味が違います。自分の実力とペース、体力の分析ができていなかったでしょう。その点大迫選手とはかなり差があると言わざるを得ません。

瀬古さんがこのレースではメダル無理と言われてましたが、その通りですが、今の世界のタイムを見ると日本人がメダルを狙うのは厳しいと思います。陸連は現実的な目標を物差しにしてコメント出して欲しいです。目標は8位入賞できれば大変素晴らしい事でしょう。その意味では今回のレースは非常に良いレースだったと思います。

あくまで、素人の感想です。

来週のびわ湖毎日マラソンは、日本記録更新の可能性がある選手は早川選手ぐらいでしょうか?9割ぐらいは大迫選手の代表選出となりそうですね。

最後に、MGC3着でレースに出ない選択肢もある中でのこの走りは感動しました。

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